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第1審・東京地方裁判所

2010年(平成22年)1月28日、東京地方裁判所にて、刑事裁判による第一審の初公判が開かれた。

被告人は事件発生後、初めて公の場に姿を現した。

なお、この裁判は裁判員裁判制度施行前に起訴された事件で、裁判員裁判の対象外であり、東京地方裁判所の裁判官のみで審理され、判決が出る。

裁判長より刑事訴訟法に則り、人定質問がなされ、被告人の氏名、生年月日、職業、住居、本籍等を確認した。(人違いを防止するため。この行為は、どの刑事裁判でも初公判時に必ず行われる)

検察側の起訴状朗読の後、検察側の冒頭陳述にて当該事件の内容が詳細に述べられた。

裁判長による黙秘権の説明の後、罪状認否に於いて被告人は起訴事実を認めた。

弁護側からは責任能力に疑問がある旨の冒頭陳述があった。

公判前整理手続きにおいて、被害者や目撃者の証人の供述調書などは弁護側が証拠採用に同意しなかったため、検察側は、伝聞証拠禁止の原則に従い、供述証拠については、被害者や目撃者の証人に出廷してもらい、公判にて証言させる必要に迫られた。(供述調書により証人尋問を省略できるのは、ごく一部の例外を除いて弁護人の同意がある場合のみであるため)

2010年(平成22年)2月1日の第2回公判から同年12月15日の第27回公判までは、被害者や目撃者等の証人尋問を中心に証拠調べが行われた。

2011年1月25日、東京地方裁判所で行なわれた第28回公判の論告求刑で、検察側は被告に対して死刑を求刑し、3月24日に被告に対して求刑通り死刑が言い渡された。